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近年世界中で女性を中心に人気を集めている写真共有SNS「Instagram」。Instagramの公式プレスリリースによると、2014年12月時点では、「Instagrammers」と呼ばれるInstagramのユーザーは3億以上で、1日に7000万枚の写真やビデオがInstagramを通じて共有されており、現在の増加傾向にあるという。

また、国内でもファッションブランドや自動車メーカー、スポーツメーカー、飲料メーカーなど多くの企業がInstagramを使ったマーケティングを実施しており、企業におけるマーケティングの一つとしてInstagramの活用が注目されている。

その中、先日4月26日に、Facebookグループ「Instagramマーケティング勉強会」を運営するカイユリコ氏(@yurikokai)が発起人となり、「#インスタサミット」と題して「Instagramマーケティングの最前線がわかる勉強会」(以下、本イベント)が開催された。

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カイユリコ氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

本イベントは、

  • 第一部 「Instagramアカウント運用の基礎」
  • 第二部 「Instagramキャンペーンの成功・失敗事例」
  • 第三部 「Instagram x EC」

の3セッションの構成。以下では各セッションごとに振り返りレポートを届ける。

 

 

藤田和重氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

 

「Instagramは、やや閉鎖的、だからこそ濃い世界観が熟成される」

第一部では、アライドアーキテクツ株式会社 ソーシャルメディアマーケティングラボの藤田 和重氏より「Instagramアカウント運用の基礎」が紹介された。

藤田氏は以前にInstagramの日本法人の方とお話をする機会があったそうだ。それによると、Instagramの国内ユーザーは「2014年10月より1か月に100万ずつ増加」しており、Instagramのユーザーとしては、「10代後半〜20歳代が多く、男女比では4対6とやや女性の方が多い」という。

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藤田和重氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

また、藤田氏は、Twitter・FacebookとInstagramとの違いを述べたうえで、Instagramのユーザーは他ユーザーの投稿をみることと自分が投稿することでは7対3の割合であり、基本アクションとしてはフィードで他ユーザーの投稿をみていると語った。

さらに、投稿に添えるテキストにURLをリンク付けすることが難しいことからも、「流出・流入・拡散性のトラフィックが低い」SNSであると説明し、「やや閉鎖的、だからこそ濃い世界観が熟成される」と述べた。

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講演内容をもとに図を作成 by seina sakaue

 

国内におけるInstagramの現状は「日本はアーリアダプターが増えてきた状況」であると示し、企業のInstagram活用法は「ブランディングに特化する」ことを提案し、その際に重要なポイントでは以下を紹介した。

  • リアルなブランド体験からアカウントをフォローしてもらう仕掛け
  • ポジティブな投稿をしてくれるファンを育成
  • キャンペーンブランドハッシュタグ

 

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斉藤哲也氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

「Instagramは位置情報を緯度・経度で取得できる」

次に、第二部では、株式会社シェアコトの斉藤哲也氏より「Instagramでのキャンペーンを成功させるために必要なこと」と題して、自社での事例を通じてInstagramのAPIなどについて紹介された。

Instagram APIについては、開発者向けサイトに詳細があるが、ユーザー情報、コメント、Like数などをリアルタイムで取得できる。

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斉藤哲也氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

その中でも、Instagram APIの特徴的なもののひとつに、「Instagramでは位置情報を緯度・経度で取得できること」(斉藤氏)があるという。斉藤氏によれば、Instagramは「1メートル単位で位置情報を取得でき、半径500メートル以内から最大5キロメートルまでの情報をリアルタイムで取得できる」という。

なお、斉藤氏は、Instagramのダイレクトメッセージ機能はほとんど使われていないと述べ、「ダイレクトメッセージによる直接的なコミュニケーションができないことがキャンペーンを実施する上で一つの障壁となっている」と語った。

 

 

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金城 辰一郎氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

「Instagramだけでひとつのモールになっている」

最後に、第三部では、BASE株式会社の金城 辰一郎氏より「Instagram x EC」と題して、ネットショップ「BASE」のショップオーナーによるInstagramの活用事例とともに、InstagramとECとの連携について紹介された。

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金城 辰一郎氏(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

金城氏は、BASEにショップオーナーにとっては「Instagramが自分の作品を魅せる場所、表現する場所であり、売る目的でつくるというよりは、自分が想いをもって製作する商品を、Instagramを通じて届け、ストーリーを共有することで、その後ファンになった方がBASEで購入する」という流れがあると述べ、「Instagramだけでひとつのモールになっている」と語った。

【Instagram×ECのポイント】

  • Instagramでハッシュタグでファンを集める
  • Instagramも商品を着用した写真、製作風景、想いのストーリーなどを写真とともに紹介する
  • Likeが集まる、コメントが集まる
  • その後、SNSでのユーザーの状況をみながら、ショップオープンに関する投稿をする
  • ショップをオープンする
  • ショップオープン後は、Instagramのフォロワー限定に、事前告知、クーポン配布やキャンペーンなどを行い、インタラクティブなコミュニケーションをとる

さらに、金城氏は、BASEのショップオーナーのInstagramの事例について紹介し、「ハッシュタグを活用することで自分たちを見つけてもらう」こと、そして、「伝えたいコンセプトや自分たちのアイデンティティー、ブランドイメージを、画像を通じて、一目見て直感的に世界観を伝えられるように、統一感のある写真を投稿する」ことが重要と述べ、Instagramで最も大事なことは、「ものが一番大事」と語った。

 


 

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100名を超える方々にご参加いただきました!

 

私も「#インスタサミット」の当日運営をお手伝いさせていただいていたのですが、当日会場には100名を超える方々がお越しくださいました。

さらに、今回のイベントを実施するにあたり、協賛としてコンテンツワークス株式会社さま、株式会社WAVESTさまにご協力いただき、また、当日のイベント会場としては株式会社サイバーエージェントさまのセミナールームをお貸しいただきました。

また、当日イベントスタッフには学生を中心に約15名がボランティアスタッフとして参加させていただきました。

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会場にはレッドブルも登場(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

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レッドブルをのんでエナジーチャージしながら参加(写真提供: フォトグラファー 延原 優樹)

 

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スタッフみんなもエナジーチャージ

 

私自身、会場で参加者の皆さまと一緒に、ご講演を拝聴させていただき、Instagramマーケティングについて事例とともに学ぶことができ、とても勉強になりました。ありがとうございます。

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今日の日のために用意した手作りインスタクッキーとスタッフのみんな

 



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